Fさん(当時7歳の父)


はじめてこちゃっこいに行ったのは確か3歳前後だったかと思います。
それまでは普通の幼稚園には行かせたくないという思いだけがあり、自分達だけでずっと一緒に過ごしていました。そうしていると、Yが友達が欲しいと言い出したので、近くにいいところはないかと探して見つけたのがこちゃっこいでした。それまで教育に関してなんの知識も興味もなく、ただ既存の義務教育への嫌悪感だけを持っている状態だったので、とりあえずなにか助けを求めるような感じで行ってみたのです。

 

ホームページの文章を読んだ感じで、自由参加なスタイルなんだと勝手に思って遅めの時間にいってたら、それでは子供たちの遊びがはじまってしまってるから、もっと早くこないとYが参加できないと言われて、ああなるほどと思い従いました。自由ななかにもそれなりのルールじゃないけど、楽しく過ごすためのポイントがあるんだなと思いました。

 

それからしばらく通っていたある時に、さいこさんから衝撃的な話を聞きました。

『やりたくないことはやらなくてもいい。』
それまでのぼくの人生の価値観を一変させる程の衝撃でした。
義務教育でずっとやりたくないことを一生懸命我慢してやり続けて、就職してからもやりたくないことを我慢してやる代わりに金をもらっていた自分には、全く考えもつかないことでした。

 

そしてそれはただ逃げるだけの言葉ではなく、もしそれをやらなくて困るのは自分なんだからという、自己責任の教えも含まれていることにさらに驚きました。もっと早く教えて欲しかったなと。笑 こちゃっこいに出会えて本当に良かったなと思っています。


小学校入学の年を迎えて、Yが自分の意思で小学校へ行かない選択をして、こちゃっこいに引き続き行くことになったのも大賛成してます。
というのも、今後の人生で一番必要なことがそこで学べると思っているからです。

 

なんの用意もされていない環境で、好きなように自由に時間を過ごすこと。
年齢で分けられていない、いろんな世代の人たちと一緒に過ごすこと。
できる限り何もせずただ見守ることに徹しながらも、学びに必要な最低限の助けをしてくれること。

 

これらは少なくともぼくは学校では学べなかったし、むしろ自分の力で生きていけないようにするために教育してるかのようだなと思ってしまいました。

 

この先どうなっていくのかも引き続き楽しみです。